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2011年4月27日 (水)

Thai land Rail trip vol.1 ホリデー快速でNamTok線を行く①

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2010年7月31日 5:30 HuaLamphong国鉄中央駅

おはようございます。まだまだ日も昇らぬ真っ暗なバンコクの街中をタクシーでぶっ飛ばしてやってまいりました。本日も国鉄中央駅から旅はスタートです。街中の静寂とは裏腹に、中央駅にはタイ各地から到着する夜行列車から降りてくる人々、そして早朝発の長距離列車で出発する人々で溢れています。かつての上野駅としばしば紹介されているサイトや文献がありますが、まさにその通り。乗客で溢れるホームの合間を縫って、大荷物を載せた台車を続々と国鉄スタッフが手際よく運搬していく様もまた旅情をそそりますね。

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本日乗る列車はHuaLamphong6:30発T911列車Namtok SaiyokNoi行きEXCURTION TRAIN。泰緬鉄道沿線への観光客向けに土休日のみ運転している、言わばホリデー快速的なもの。臨時列車のレツバンに9を冠するところは世界共通なのでしょうか。駅に着いて気づいたのですが、HuaHin方面の海水浴列車(T911SuanSoanPradipat行き)と途中まで併結運転のようです。ちなみにTとはTourTrainの表していると思われます。要するに観光列車的なものですが、車両はこれ。TokyuDC(正式にはTHN系と言うそうだが:Tokyu・Hitachi・Nihonsyaryou ;D)。本日の編成は計5両で前2両がNamtokSaiyokNoi行き、後ろ3両がSuanSoanPradipat行きで後ろ3両のうち中間1両が冷房車。てなわけで、戦場へ架ける橋に行く人は必然的に非冷房車。連結される日もあるらしいけどね。わざわざタイにまで来て冷房車というのは無粋ってもんでしょう。もっとも全車指定席で前日のうちに非冷房で予約済み(残席6で結構危ないとこだった・・・)。とりあえず、既に入線しているので座席を見定めに行きましょう。
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あれ、11番のりば発のはずなのに、ブルトレがで~ん!NamTok行きがブルトレだったらそりゃもう大興奮ですが、そんなわけないない。単なる縦列停車でした。で指定されていた座席は↓

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っ、ドア横ロング・・・。(※後ほど撮影)

そう。TokyuDCの客室設計はまんまキハ52なのでこういう事態も充分有り得るわけ。残席6の時点で怪しいなとは思っていましたが、そのまさか。
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とりあえず発車までまだまだ時間がありますので、機能の構内探検の続き。続々やってくる夜行列車に組み込まれてる14系or24系をひたすら追っかけておりました。

2010年7月31日 HuaLamphong6:30発T911列車Namtok SaiyokNoi行き

車両に戻るといつの間にやら、車内はほぼ満席に。そしてだいたい定刻に発車。昨日と同じくBangSue駅でまたかなりの乗車があり、完全に満席に。最初はロングが嫌で仕方なかったけど、足は投げだせるし、自由に車内を動き回れるし、これはこれで結構良かった。向いっ側のロングは可愛いお嬢様たちだしね。列車は近年完成した北線・南線連絡線に入り、チャオプラヤ川を渡るとフルスペックで爆走。機関がDMH系だったらもう最高だったけど。まあ妥当にカミンズだよね、きっと。もちろんどのボックスも窓は全開で、爽快以外の何物でもない。そうそう、最近まで南線の列車はチャオプラヤ川西岸のThonBuri駅発で、現在もNamTok線直通の普通列車はこちらから発車しておりますので乗る方は要注意。さてこの辺でTRE(タイ露天商エンタプライズXD)の駅弁が回ってきたの購入。確か60円ほど。最近どうも東京駅の駅チカでこれと同様タイ飯(←小田原の鯛飯ではない)なるものが発売されているらしいけど・・・・(値段はご想像にお任せ)
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弁当も食い終わる頃、南線と合流しまして、NakomPathom駅に到着。外国人と言えば、先ほどのBangSueから乗って来たフィリピン人軍団だけで、あとは現地人ぽいひとばかり。そんなことだから英語放送なんてまるで無し。とりあえず駅に着くらしいが何を言っているかはさっぱり。でも到着する乗客は一斉に下車し始めたではないか。何時発かもわからないので、車掌長と思しき強面大柄、まるで軍人のようなな国鉄職員に尋ねたら、行程表を頂けました。ここで40分停車とのことで、どうやら駅前の露天マーケットを利用して朝食をとって下さいらしい。車掌長も同僚と一緒にテントの中の食堂へ。車内はもぬけの殻。これだったら、さっき弁当食わなくても良かったな・・・。まあ駅構内を探索したり、マーケット見学したりしてそれはそれはで充実していましたが。皆様、列車だの駅名板だのと記念撮影しているので、私も一枚。サボもどうぞご自由にお使い下さいだってさ。鉄道マニアで無くとも、列車というのは何故か被写体にしたくなるというのは鉄旅の不思議なところです。

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さて、職員も腹ごなしを終え戻ってきました。警笛をけたたましく鳴らしまくって、これを集合の合図とします。で、皆無事乗り遅れなく、全員揃って定刻通り8:20に再出発。行程表だと次の停車駅は9:26Kanachanaburiとなっていますが、後ろ3両の切り離しがあるのでどこかで運転停車があるはず・・・。 

NongPladukJunctionという駅で停車があったので、ここで切り落とすのかと思いきや、TREさんたちの商品と水の補給があっただけで、まだまだ5両編成?いや、いつの間にか切り離されていた・・・。
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そして列車はNamTok線へ。ちなみにこの先はタブレット閉塞のようです。そしてここからがかの有名なミャンマーに続くDeathRailway(泰緬鉄道)の一部となるわけです。DeathRailwayとかいうといかにもブラックツーリズムな香りがぷんぷんしますが、実際はひたすら大自然の中を走る長閑な鉄道。まあかつては日本軍とその捕虜たちの強制労働によって造られたわけですが、乗客たちの顔ぶれからしておおよそ戦跡観光として乗車しているという人はほぼ居ないのではないかと・・・。しかし日本が造った鉄路を今再び日本製の気動車が駆け抜けているというのはなんだか不思議な気分です。
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途中NamTokからの一番列車と交換待ち

そしていきなり風景がちょっとした街並みに変わると、ほぼ定刻でKanachanaburi着。泰緬鉄道記念館、連合軍共同墓地、戦争博物館はこちらでの下車が便利です。ですが、ほぼ下車なし。なお、この列車は単なる往復チケットだけでなく、記念館等のオプション(&ガイド?)付きのチケットのタイプも発売されております。Kanachanaburiで停車時間は無く、続いておよそ5分でKwai川橋梁駅。ここで25分の停車。おそらく、ここはこの観光列車での最初の見せ場でしょう。何を隠そう、ここはかの有名な戦場に架ける橋のモデルとなったところです。もちろん現在、橋の大半は立派なトラス橋に架け換えられてしまっていますが、クウェー川橋梁はカンチャナブリ観光のモニュメント的存在として今もなお多くの観光客で賑わいます。ちなみにこの橋、完全なる鉄道橋ですが生身の人間でも渡れますので。しかしながらせっかくの観光スポットなのに25分停車はちと短いような・・・。列車は日に数本ですが、バスがバンコクからじゃんじゃん出ているので観光客だらけww そして今までの車内と違って白人の多いこと多いこと。そして列車がそんなに珍しいのか、皆さま列車が到着すると同時にみんなカメラを向けるもんだから、なんだかこっちは有名人気分・・・。

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とにかくすぐ発車なので、さっさと下車して保存されてるC56を見に行くとしよう。ま、それはすぐに発見。ちゃんと日本語で丁寧な案内看板まで設置されちゃって・・・。しかしそれを読める人間かここにどれだけ来るのか。もっと海外旅行しようよ、日本人。あ、でもこれ見たら大井川のタイ国鉄仕様見たくなったな(←で後日消化旅行で大井川行きを決めたのだが、北海道内の遅延のため見れずじまい:怨むべし北海道!!)C56の方はこれで良しとして、鉄橋へ。があまりの混雑と線路際での露天商組合をウィンドウショッピング(?)の方が楽しくなったので、鉄橋は断念。ここで怪しい仏様付きの数珠を数点購入。

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さて警笛で観光しに繰り出してしまった乗客を戻しまして、出発。橋に群がる観光客を警笛でパッシングしまくって(列車が通る際、人間は橋に設けられている待避所に引っ込みます)そろりそろりとカメラ攻撃を喰らいながらクウェー川を渡ってゆきます。こっちの写真もこっちの写真だが、向こうが撮った写真も列車の窓という窓から人間が顔出しまくって、凄まじいことになっているんだろうな。

で、ここからが、NamTok線次なる見せ場、断崖絶壁木造桟道&岩盤発破の切り通しの連続!!と意気込んでいたら、最初のいくつかの切り通しを過ぎると、またのほほんとした草原&高原風景に戻ってしまいなんだか拍子抜け。一部は付け替えられてしまっているようですね・・・。最初はこの絶景を楽しむためにThonBuriからの客レの最後尾に乗ろうかなとか思っていたのだが、この観光列車でよかったかも。途中色々止まってくれるし。とはいっても、徐々に景観はビルマのジャングルと化してきまして、秘境駅マニアも飛んで喜びそうな魅力ある駅が結構ありました。だいぶ車内も暑くなってきて、ぼけーと過ごしています、向かい側のお嬢様たちはどうも次で下車する模様。川下りのプランにでも申し込んだのだろう。川下りも悪くなかったのですが、どうせ乗るなら完乗しようというのがマニア心。で、単純往復の切符を買ってしまったわけですが、意外にも川下り(違っていたらごめんなさい)で下車したのはそのタビージョ3人だけで半数以上がどうも終点まで行く模様。とか勝手の解釈をしていたら、開いた向かいのロングにカメラを担いだフィリピン人が張り付いたと思ったら、車窓が急変。視界が開けた・・・。が、時すでに遅し。川側の窓という窓は皆カメラ小僧、カメラ女子で埋まってしまい、生憎我々のロングシートは山側でして・・・。が、ここで秘策を思いつき、便所に直行。

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そうそう、確かさっき便所に行ったとき、窓が開けられたんだよ。で、結果大正解。便所の中から撮影する馬鹿は私以外いなかった。なにやってんだ、あいつという目で見られましたが、撮影してることに変わりはないwww。確かに絶景だわな。というわけで、ようやく出ました、アルヒル桟道。面倒なのでたまたま横に居た人の言葉を借りますが、正に「アメージング」ですな。日本じゃ絶対出来ない観光列車ですね。窓から体を乗り出す以前に、こんな桟道に列車を走らせたら国交省が飛んできますわ。

アルヒル桟道から約30分。NamTok駅に到着。通常の普通列車ですとここまでなのですが、10年前くらいにタイ国鉄がこの観光列車用に泰緬鉄道の路盤を流用?し、観光スポットにほど近いNamTokSaiYokNoi駅まで延長し、この列車はそこまで行ってくれるのです。タイ政府の鉄道の観光利用への力の入れようはなかなかのものであります。よってNamTokでの下車は無し。タブレットだけ交換して、すぐに発車。週に2往復しか走らないので右に左に大きく揺れ、軒並み線路際の樹木にバシバシ接触しながら丸々5時間かけて終点、NamTokSaiYokNoi駅に到着。5時間乗ったら成田~バンコク付いちゃいますがね・・・。しかしながらよくこんなに乗ってたのかよというくらいわんさか乗客が吐き出されてきまして、山の中の小さな終着駅は週に2回だけのラッシュアワーを迎えておりました。

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5時間ボックスに缶詰になろうが、それを求めてやってくる乗客というのは居るものなのです。列車はそのままここに留置しておくのかと思いきや、車両点検と乗務員の休憩のためか、ジャングルの中をNamTokに引き返してゆきました。

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つづく

※今回、自動更新機能を使ってみました。本人はおそらく今頃まだバンコクですneeeXD

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