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2011年4月17日 (日)

熱闘ジャボタベック8泊9日 バタビア報告書 第5夜~Kereta Khusus Wanita略してKKW~

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なんだかすっかり忘れ去られていた昨夏の熱闘ジャボタベックですが、なんだか消化不良で終わるのも歯切れが悪いので最後までやります。一応次回で終了、その後は冬ジャボに移行しようと思います。

2010年8/19と言えば、7000系のデビュー日として記憶に新しいですが、現地の利用者に対してはこれよりも大きな関心事がありました。そう、6連以上で運転されるEkonomiAC・Ekspresへの女性専用車(KeretaKhususWanita)の設置です。

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つまり、4連単体で走行する6151F以外の日本からの譲渡車全てがKKWの設定対象とされ、同時にステッカーの掲出なされました。訪問初日にはまだ全編成への掲出は済んでおりませんでしたが、帰国する頃には4+4の103系も含め掲出が完了しておりました。

このKKWは終日両数に関わらず編成中2両設定。日本人の目からすると、果たして上手く稼働出来るのかと半ば疑っておりましたが、実際の稼働状況を見るとなかなかすんなりと稼働しているではありませんか。混雑率が均整化しないのではないかという不安要素もさほどのものではなく、女性利用者の多さを伺わせます。確かに所得階層別に乗車する列車が違うJABOTABEKにおいては、特にEkspresなど基本的に中の上~高所得者層しか乗らないので、女性利用の多い列車に集中的に設定するというのは正しい選択なのかもしれません。

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だいたいPT.KAIやKCJのキャンペーンと言えば、屋根上乗車の取り締まり、露天商の締め出し、はたまた運賃値上げにしても3日坊主とは言いませんが、一か月も持たずに自然消滅してしまいますが(運賃は1日で戻りましたからね…)、今回はもう意気込みが違います。少しは体質改善が進んでいることの表れなのでしょう。日本にならって、各駅乗車位置にはKeretaKhususWanitaを徹底的にマーキングし、横断幕で乗客に周知徹底。また車内には各車両必ず女性セキュリティスタッフを配置し、車内環境の維持に努めています。セキュリティスタッフは全線での一斉スタートでは人員が到底足りず、警察(地方から借り出されている人もいるとか・・・)等からの応援で賄っているようです。というわけですので、下手すればその場で御用となることかもしれますんで、ご利用の際は注意されたし、と言いたいところですが、まあ警官よりも怖いのはオバサマ軍団であることにやはり変わりはないのですがね。時間がなくて先頭或いは最後尾から駆け込むと、しばしば容赦なく大ブーイングが出ますから。ブーイングが出なくとも冷たい視線をかなり感じます・・・。

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さてさて注目されたのが4連の103系でしたが、前述の通り滞在中に4×4編成とも8連の女性専用車位置に合わせて各編成1両ずつ女性専用車の指定を受けたのが確認されました。つまり今後は、一時期存在した4連でのTangerang線・環状線運用から外れ103系は8連で固定されBogor線のEkonomiAC又はDepokEkspresを中心に充当されることが予想されます。

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この2車種が来たら要注意、かもしれません。

ですが、ここはインドネシア。環状線のCiliwungに乗ったときのこと。乗車するやいなや、なにかを感じます。え?KKW?確かにKKW導入のポスターにもおそらく※除く4連とはどこにも書いていないわけで、どうもステッカーのある無いに関わらず、頭と尻尾はKKWと乗客が勝手に決め込んでいるようです。セキュリティーも乗っていませんので、おそらくは普通車とは思うのですが・・・。ちなみに4連の両端をKKWにしては6連以上に日本では考えられない比率となるわけですが、試しに反対側まで歩いて行ったところこちらは普通車・・・。インドネシアの臨機応変な対応にはホント脱帽です。

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いずれにしても日本と比べてKKWの比率が高く、日本人からすると違和感を感じるわけですが、そもそもの設定理由が女性の保護というよりも、男女の密着を好まない宗教的な理由とされていますのでお互いに恩恵に授かっている部分もかなりある様子。日本の施策を参考にして設定されたと言えど、全く事情が異なるわけです。JABOTABEKでは何のマナー喚起もせずとも必ず長い座席は“8”人掛け、短い座席は“4”人掛け。そして全席優先席が暗黙の了解事項。婦女子・老人が来れば必ず席を譲り、混雑するEkonomiでは優先的に車内奥の方へ匿い、危険なドア付近には立たせない。どんなに混雑しても文句は言わない。このあたり日本では有り得ないJABOTABEKの素晴らしさでもあります。インドネシアの鉄道ファンに、何故日本は女性専用車を設定したのかと仮に聞かれたなら、痴漢が出るからと答えるしかないのでしょうか。本当に恥ずかしい話です。まあ案外彼らはすでに知っているかもしれませんがね。

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