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2010年10月28日 (木)

Thai land Rail trip vol.1 客レでアユタヤ往復①

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往復30バーツ、約100円で客車列車の贅沢旅

さて、明日より再度バンコクを訪問することとなりましたので、それまでに何とか前回の記事を書き下ろさねば!!と思っていたのですが、無念。間に合いませんでした。いや実際はもう少し進んでますが・・・。

2010年7月30日 6:00 ホテルバイヨークスカイ
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国鉄Makkasan工場とエアポートレイルリンク(試運転中)そして下にあるのが国鉄線

これがバンコク随一のトレインビューホテルの実力だ!!こりゃ凄い。もっとちびっ子マニア鉄子向けに売り出したらボロ儲け間違いなし(笑)。まぁ、あまりこれにかまけては時間が無くなりますので、トレインビューはそこそこにしておいて、いよいよバンコクの雑踏の中へ繰り出して行ったのでした。歩くこと約15分。BTS(スカイトレイン)スクンビット線パヤタイ駅着。BTSとMRTの開業により、新市街から国鉄中央駅へのアクセスがグット良くなりましたが、それでも2駅毎に2度も乗り換えが強いられます。まあ国鉄中央駅に行く流動が無いのだから仕方ありません。だからこそ、ジャカルタではわざわざ中央駅近の廃墟ホテルに陣を張っているのですしね。
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BTS

こちらがBTS。シーメンス製で、デザインもヨーロッパヨーロッパしていなくて顔は如何にもアジア人好み(?)になっているので愛着が持てます。随分と可愛いらしいデザインに思います。

2010年7月30日 7:30 PhayaThai駅

さて、そのBTSとMRTを乗り継ぎ国鉄駅を目指します。実際の距離は大して無いのですが、袋小路ばかりで、遠回りさせられるのでPhayaThaiまでそこそこかかりました・・・。いっそ、Ratchadamriまで歩いた方が早かったかも。

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やはりエアポートレイルリンク駅下に駅が欲しい・・・

BTSの乗車券は貸し出し式の磁気式カード。最初、ICコインと勘違いしてあたふたしましたが、ICコインはMRTでした。初めての本格的な海外の都市鉄道ということで、もう興奮しっぱなし。こういうの見ると日本の鉄道が如何に手ぬるいことしてるかってのが良くわかりますね。
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開業10周年シールが全編成に掲出されておりました

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Siam駅

二層構造のサイアム駅で向かい側のBTSシーロム線に乗り換え。かなりの
混雑で、まるで朝の赤坂見附。当初は全く利用者が増えなかったみたいですが、すでに市民の足として定着している様子が伺えます。列車のヘッドマークや駅の装飾の通り、今年で開業10周年です。ちなみに、先日増備車投入のニュースが報じられ、シーロム線に集中投入されるとのこと。新型車は従来の3連から4連となり、中国製。シーロム線から捻出されるシーメンスがスクンビット線に転属し、6連化或いは増発に回されるのでしょう。駅は見た 感じ6両分はありそうだったので、一刻も早い混雑緩和を望みたいところです。今度行くときはチャイナの顔も拝めるかな。

これまた2駅乗ってサラデーン駅でMRTシーロム駅に乗り換え。今度は別会社なので高架から地下へそれなりに歩かされます。せめて同じ会社にしてくれれば運賃もかなり安くなったのだが・・・。これで国鉄系列のエアポートレイルリンクまで加わったらもう・・・。ここで祖父が便所はどこだとか言いだしタイムロス。だからバンコクには公衆トイレほとんど無いんだって。

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こちらもシーメンス

先ほどのICコインを券売機で購入。ついに世界標準(?)に触れることが出来て、感動。絶対に無賃では通さないぞと言わんばかりのピシャっと閉まる自動改札がいいですネ。MRTはホームドア付きですので車両の写真は撮れません。まあ一回り大型化されているくらいで基本的にBTSと同じです。そしてようやくHuaLamphong国鉄中央駅到着です。ああ面倒だった・・・。
いよいよお待ちかね、国鉄駅です。

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うほっ。

オランダのコロニアルスタンダード、ジャカルタコタなんて目じゃない。

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これぞ真のヨーロピアンスタイルだ。素晴らしいの一言。

2010年7月30日 9:25発Phitsanulok行き 201列車

当初、間に合ったら乗る予定だった8:00発の281列車KabinBuri行きは先ほどのタイムロスで逃がしましたが、ここは観光立国タイ王国。構内に足を踏み入れると、客引きか何かと間違えるというくらいで、国鉄スタッフが颯爽と現れ、何から何まで親切丁寧に流暢な英語で案内してくれます。一応、KabinBuri行きはもう出てしまったのか聞いてみると、こういうときに限って定刻発車なのですね・・・。仕方無いので無難にもとりあえずアユタヤに行くことに。
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ピコピコ

国鉄スタッフは次発8:30発のChiangMai行きは一等車EXP SPだということで(親切な大型LED見れば一発ですが、それでも丁寧に案内してくれるのです)オススメしてきまして、或いは、先発の8:20発のUdonThani行きEXP DRCと仰って来ましたが、もちろんNo Thank you!!私のお目当ては客レですということで、次々発9:25発のPhitsanulok行きORD、つまり一番安い3等Ekonomi Local NonACを発券してもらいました。だってこれが一番快適だし、第一アユタヤまで45円ですから。いいですね、この鉄道は利益を出すためのものではないというこの姿勢。いつまでも残ってもらいたいタイ国鉄です。なお、EXPなどになると運賃はいきなり云十倍になることもしばしば。それでいて車両は四国のTSEもどきですから、といてい鉄旅向きではありません。せいぜいEXPかRAPのTokyuDCまででしょうか。
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発車までの一時間強、存分に遊び尽くしましょう。構内を物色しているとさっきの国鉄スタッフが写真を撮ってあげるよとやってきまして、撮ってもらいます。どこまで親切なんだか。
駅構内を一言で表せば客車のパラダイスです。さほどDCに置き換えられているわけではないらしい。
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続々と入線してきて入れ替え、そして増解結が繰り返されていく姿はもはや圧巻というしかない。この様子が無料で楽しめるの(タイ国鉄には改札がありません)だからもう最高ですよ。

しかもインドネシアの客車は完全にヨーロッパ系の血が入ってますが、タイ国鉄の客車は一部の韓国製を除けば、日本臭プンプンの旧型客車or12系等の譲渡客車。これぞ、The国鉄。もうたまりませんな。機関車も機関車で私の嫌いなアメロコではなく、典型的なアジア顔。列車に乗らずして完全にタイ国鉄の虜となってしまったわけです。
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お目当て12系も早速やってきました。こうしてみると日本の客車って結構デカイ。24系なんか超ビック。そしてこれらがグッちゃぐちゃに繋がっている雑多な様がこれまた萌えポイントなのですな。

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そんなこんなで、我々が乗車する9:25発のPhitsanulok行きの入線。残念ながら12系は組み込まれておりませんでしたが、乗るなら現地車の方が面白そうですし、これはこれで良しとしましょう。堂々オール3等10云両編成(?すみません確認不足です・・・)也。

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とにかく迷います。というのもどこの号車に乗るかということ。だって、とにかく客車がハチャメチャに繋いであって、どの客車も魅力的なんですから。で、私が選んだのは最後尾に繋がっていた元2等・3等合造車らしき小窓がずらっと並んだ旧型客車。車内を2/3に区切る仕切りがあり、それを境に板張りのボックスシートと回転式リクライニングシートに分けられておりました。窓開放・ドア開放の客レでリクライニングとは天国だなと思って、ウキウキしてましたが、元2等?側は優先席となっており、原則“僧侶”・お年寄り・乗務員等のオンリーのようでがっくり。しかし僧侶優先というところが如何にもタイらしいですよね。というわけなので、もう少し編成を探索しまして、結局2号車の10系軽量客車に決定。(1号車は荷物車 インドネシアのように旅客は便乗できないみたい)日本国内では軽量が故の耐久性不足で早々に引退をしている10系客車ですが、タイ国鉄ではバリバリ現役。車内に入ると、なつかしい日本の客車、そのままです。なおこの10系客車は中古の譲渡ではなく、タイ国鉄の自社発注車として日本から納入されております。
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どこかで見覚えのあるボックスシート・・・

バンコク中央駅には発車ベルが無く(そもそも中間駅でも駅員が本物のベルを叩くだけ)、汽笛鳴動と共に、静かに列車はホームから滑り出してゆきました。いよいよ偉大なる国鉄列車旅の始まりです。なお、終点Phitsanulok到着は17:30、いつか全区間乗車してみたいものです。

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バンコク市内の路地裏集落をかすめながら、列車はゆっくりと進んでゆきます。線路内に人々が歩いていたり、子供たちが遊んでいるのはインドネシアと同じですが、投石が来ないというのが素晴らしい。もちろん冷房無しで窓は全開。しかし涼を取るにはこれで充分、汽車旅に冷房など不要なのです。乗客皆、窓から手を出し顔を出し、思い思いの格好でくつろいでおります。最初はワンボックス占拠も余裕でしたが、バンコク市内でどんどん客を拾い、いつしか満席に。私のボックスの残りと向かい側のボックスの残りにはバンスー駅から、ちびっ子連れの家族がやってきました。どこまで行くのでしょうか?タイ語が出来ない私にはコミュニケーションの術がありません(今思えば、マレー語と同時にタイ語も集中講義やっておけばよかった!!)。そのBangSue駅には国鉄ヤードが併設されていますが、そのうち再開発が始まりそうな様相です。BanSueでしばし停車していると、鐘を鳴らしながらアイスクリーム売りのおじさんがやってきました。
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ヤードが過ぎると、いきなり線路両側にご立派なコンクリートの柱が延々と出没しますが、これは日本が建設半ばにして放置した国鉄コミューターの残骸です。言わば、国鉄未成線。海外にも存在するんですね、未成線。この見苦しい、高架橋が消えると、車窓には一気に緑が広がり、先ほどまでのバンコク市内の雑踏とは対照的です。
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突如出現した未成線

約1時間でドムアン(旧バンコク?)空港もほど近いDon Mueang駅に到着。しかしさほど乗降なし。周囲も原っぱで、こんなところに空港あるの?といった感じ。但し、私が駅名を読み違えていた可能性はありますが・・・。そうそう、車内放送ないんですよね。それが唯一の泣き所。多分、3等客レ以外ならあるのだろうけど。


しかし都心からこんなすぐに自然が広がるとは羨ましい限りです。タイは暑いとは言いながら、ちょっと郊外に出ればその気温は嘘のようにひんやりとしていています。市内を抜けると、列車は速度を増しまして100km/h超で平野を爆走。バスより遅いタイ国鉄なんてかつては言われたものですが、近年のジャイカらの軌道改良でその汚名も返上されているようです。それでいて車両は旧態依然のドアは開けっ放し、天然の風っ子号ですから、マニアにはもうたまりません。帰りはぜひとも木造??の旧型客車で爆走してみたいものです。線路は先ほどから何故か複線+もう一線の三線区間となっていますが、結局これはアユタヤまで続きっぱなし。風景と相まって、北海道みたい。
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隣のちびっ子が黙認車内販売(というかどうぞ勝手にと営業させているのでしょうけど)からペットボトルを購入してましたので、私も購入。どの販売員も缶ジュースを買ってもストローをくれるあたり、非常に良心的です。

まあそんなこんなで、約2時間の汽車旅もあっという間に終了。とにかく放送が無いので、降り損ねやしないかとヒタヒヤしてたものですが、Ayutthayaならそこそこ降車があるはず。このボックス周囲の方々は大荷物の現地の人ばかりで、降りる気配無かったですが、駅に着いた途端雰囲気でわかりました。タイ国鉄の遅延はそこらじゅうで叩かれてますが、そんなことは無い、定刻通り到着です!!

外国人だらけ。

なにこいつら。どっから湧いて出てきたww

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HITACHI製DL 北海道のレッドベアーになんとなく似ている

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TokyuDC

この列車からも各車両からちょろちょろと外国人観光客が降りてきまして、それなりの数になりました。そ
れでも日本人は我々以外ゼロ。多くの観光客が駅舎へ吸い込まれてゆく中、私は撮影タイム。と、後続からTokyuDCのEXP。ん?まさかこんな続行で入ってくるとは思わなかった。危ない危ない(汗)。あのずっと続いてた中線は急行線の模様。なんともまあ贅沢な造りで。まあBankok~Ayutthayaは北本線と東北本線の併用区間でそこそこ密度高いから当然と言えば当然か。並走するダイヤあったら面白そうだ。さっきの客レとTokyu、それからBankokに戻る観光客が溜まってホームは外国人であふれていた様子。バックパッカーみたいな人たちは、結構下り列車に乗り込んでいった。NongKhaiからラオスに入ってビエンチャン、そしてヴァンヴィエンに抜けるのかもしれない・・・。


つづく

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