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2010年10月23日 (土)

熱闘!!ジャボタベック8泊9日 バタビア報告書 第四夜

「事故復旧改造車 DjokoLelono2の正体」

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顔面ペシャンコから奇跡の復活を果たした新生6151F。初めて画像を見たときにはこの不思議な列車に驚愕したわけですが、実物を見るにつけ、この日本車離れした愛らしい顔つきと側面とのギャップがたまらなくなり、私の中では125系を凌いでゲテモノ車両No1となってしまった車両でもあります。とにかくも事故車をここまで回復させるインドネシア鉄道Manggarai工場の技術力には脱帽です。

Manggarai最ピーク時間帯観察の為、昨年よりも時間を繰り上げ、8月26日初日の早朝、現地流に Manggarai Ekonomi Satu!!とバシっと決めて今年初のJABOTABEKにいよいよ足を踏み入れたとき、 いきなり現れたのが、
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なんとコイツであったのでした。我々が潜伏していたバタビアからですと必然的に北側のロケットで切符を購入しそちら側の改札から入りますので、必然的に環状線(Bekasi線・Tangerang線直通電車 )の線路を眺めつつ中央線ホームに向かっていたところのいきなりの足止め。今年初めて見る電車がDjikoLelono2とはついているんだかついていないんだか・・・。あれ、でもこの編成ってTJ.Priokに入ってんじゃなかったのか。まさかのTangerang!?でもこんな時間にACあったっけ。とりあえずあとでこの編成には乗らないとなぁ。まあ今日はManggaraiウォッチングだから。とりあえず、撮影だけしておこう。

と、この日はコイツをパスしてManggaraiに向かったのですが、そこで再びDjikoLelono2。もう頭の中はパニックですね。JakartaKota3番線に止まってた奴がどうやってここに現れたのだ!!と。
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魔改造ぶりがよくわかりますね

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中間車でさえこの状況なのですから、よくぞ蘇ったとしか言いようがありません

そして翌日、前日に見定めておいたDjokoLelono2に試乗を果たしました。一体この列車何者なのかと駅の時刻表で調べてみたところ、KanpongBandanからすんなり環状東線に入らず、スイッチバック。そう、環状西線でTanahAbang→Manggarai→Jatinegaraとぐるっと半周以上回ってからBekasi線に入る(紀州路快速みたいだな…)という謎な列車だったのです。その後、所定のBekasi~TanjungPriokの折り返し運用に入る模様。だから朝、Kotaの東線ホームに居た車両が突如西線からManggaraiに現れたんですね。西村京太郎の鉄道サスペンス劇場に使えそうですね…。車両も車両だが、ダイヤもダイヤだww まあどう遠回りしようが、運賃は変わらないし、なんたって通し乗車が難しい(しかも唯一環状するEkonomiAC「CILIWUNG」はKotaには入らないし)環状線を一気に踏破出来る乗り鉄にとっては非常にノリトクな列車。しかし日に一本だけ何故こんなダイヤが設定されているかは不明です。

低床ホームからよっこらせとよじ登ると……職員比率多っ!!職員輸送列車なのかね、このダイヤ。そんなところに日本人観光客が乗り込むんだから、可愛がられちゃうわけですよ。PT.KAIは極度の日本人びいき ですから。まして片言なインドネシア語が出来てしまうと余計、集まってきてしまいました・・・。(逆にいえば、大学で「ぬる血!!ヌワイリカザーイの集中マレー語」をとっておいて正解だったww)
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もちろん銘板類はそのままで

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なんか、これも撮れよ!と配電盤まで開けられてしまいました・・・


Duriで乗務員の交代がありまして、先ほどまで喋っていた職員の方が乗務に入るということで、なんと運転台にご招待!?。
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「ヨウコソ ワタシタチ ノ ウンテンダーイ」


ちょっ、勝手に運転台を私物化するなww

でも、真っ先に気になったのが、運転台の機器類だよ。だってこれ、全部事故車からの発生品ではないか。こんな顔してるくせに、内部に入れば日本語の嵐。 なんじゃこりゃぁああ。
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日本語のオンパレード

事故現場から拾い集めて、配線を繋ぎ合わせたのでしょうか??ですが、計器類はあくまでもオカザリのようでスピードメーターも機能しておりませんでした。まあ安全上特には問題ないですからこれで十分です。ついてることに意義があるのでしょう。なお4両編成ということからか運転士2名と車掌1名の3人乗務でセキュリティスタッフは乗務しておりませんでした。
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金網越しの風景

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環状線のKRL1系 DjokoLelono3

その後も、JABOTABEKほとんど見れない前面展望を楽しませていただきながら乗務に便乗・見学し、TanjungPriok往復をして戻ってきた上、ラマダン期間中ながら私たちは昼食まで奢ってもらってしまいました。しかしながら、過酷な勤務スケジュール(ほぼ連続5時間強!!)や劣悪な勤務環境等見せつけられ、それは決して明るいものばかりではありませんでした。それでも、文句ひとつ言わず常に笑顔で(乗客にも私たちにも)、まるで彼らは乗務を楽しんでいるようでもありました。ここがインドネシアンマインドの素晴らしいところでもあります。今の日本の鉄道に足りないものはこういうものなのかもしれませんね。


DjokoLelono2は確かに見てくれも中身も正にゲテモノでしたが、人間味のある古き良き時代の鉄道を感じさせてくれた、そんな車両でした。今日もオリジナルタイフォンも高らかに、彼らの笑い声を乗せてJakartaの街を爆走していることでしょう。Dscf8083
そして私たちを温かく迎え入れて頂いた皆様には心より厚く御礼申し上げます。

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